7年前はお金がなかった。

こんな感じで日記のようなものを最後に書いてたのは、7年前の2014年だった。当時「まめぶろ」なるブログサービスが爆誕して、仲の良い人たちが何人か書き始めたので、自分も書くことにした。

 

最近また日記を書き始めてから、そのことを思い出して読み返そうと思ったんだけど、IDもパスワードもメールアドレスもどれ入れてもログインできなくて、思い当たるもの全部試し尽くしたけど全部ダメだった。このまま自分で読み返すこともできず、よくわからん日記が一生インターネットの海に漂い続けるのか、と思ったんだけど、Chromeに奇跡的にIDが残ってて、最終的にはなんとかログインできた。当時かっこいい言葉だと思って裏垢()とかで使ってたIDだった。そんなん思い出せるわけないやろ。

 

ようやく読めるようになったので読んでたら、当時好きだった女(アイドル)のことと、パスタ食べたことしか書いてなくて、マジで完全に「何も成長していない」の顔になった。あとなんか会社の先輩と男2女2で合コン的な飲み会に行ったみたいなことも書いてあったんだけど、マジで1ミリも思い出せなくてやばい。こういう時のために日記はあるのかもしれない。いやそれでも思い出せないからダメなんだけど。

 

基本的にマジで変わってないなと思ったんだけど、唯一変わってたことがあって、それが、結構な頻度で「お金がない」って書いてることだった。7年前の自分はお金がなかったらしい。パスタもお金がないから、節約のために自分で茹でてるパスタだった。確かに思い出すと、今みたいに無限にチェキをループできなくて、お金あったらもっと好きな女とチェキ撮れるのにな、とか、チェキ撮りたいだけ撮ったらもっと好きな女と仲良くなれるんだろうか、みたいなことを結構考えてた気がする。でも喉元を過ぎれば熱さを忘れるみたいなやつで、そんな時期があったことすら完全に忘れていた。なぜなら、今は当時よりお金を稼げるようになって、お金があるからです。

 

若い時はお金がないからアイドルにお金使えないし、家族とかができたらお金使えなくなるので、今みたいに好きなだけお金使えるのって、実は人生でそんなに長くないのかもしれない。

 

なんか結構ゆらねちゃんと話してても、昨日働いたお金で今チェキを撮ってます、とか、今週働いたお金がこの特典券に変わってます、みたいな話をすぐしちゃうんだけど(本当にやめた方がいい)、深層心理では当時できなかったことが今できてるから、それを自分に言い聞かせてる部分もあるのかもしれないと思った。本当にやめた方がいいけど。

 

そして明日もまたライブなので、がんばって働いたお金でチェキを撮ります(本当にやめた方がいい)。明日有給取ったし、ゆらねちゃん4周年だし、WWWだし、すごい楽しみ。

ありのままの自分を受け入れてもらえる世界はきっと生きやすいんだろうな。

ゆらねちゃんに読んでみてって言われた「その着せ替え人形は恋をする」っていう漫画をさっきまで読んでたんだけど、めちゃくちゃよかったのでその話を書きます。昨日まではiPhoneから日記書いてたけど、今日は本気なのでPCから書いてる。テレビ見るのないから空いた時間に一冊だけ読もうかなと思って読み始めたら、止まらなくて7巻まで全部読んでしまった。マジでめちゃくちゃいいシーンが山ほどあって、ビジネス書だったら付箋貼りまくってるなと思ってたら、漫画の中でクソ真面目な主人公が漫画に付箋貼りまくってるシーンがあって笑った。

 

雛人形の頭師を目指す高校生男子の主人公と、と二次元美少女のコスプレをしたいギャル(美少女)が出会って、主人公がギャルにコスプレ衣装を作ってあげるっていう話なんだけど、まずなつきさんって伝統工芸とか職人とか大好きじゃないですか(知らんがな)。はちみつとクローバー読んで宮大工になりたくなったっていう有名な話があるんですけど(有名ではない)。そんなんだから、もう雛人形の頭師を目指してる時点で最高なわけ。で、最初にめちゃくちゃよかったのが、ギャルがコスプレする時にメイクをしてあげるシーンがあるんだけど、その時に雛人形に筆入れしてる時の方法論でメイクの手法を解説するんですよ。そういう、ある専門性を持った人間のスキルが、全く別のジャンルで生きるみたいなやつがめちゃくちゃ好きで、そのシーンで本当に漫画を読む手が止まった。他にも主人公のおじいちゃんが師匠みたいな感じなんだけど、おじいちゃんとの会話一つひとつに物事を極めるとはどういうことかみたいなことが詰まってて、マジで大切なことはその着せ替え人形は恋をするが教えてくれた状態になった。そしてこれも「大切なことはぜんぶバニーガールが教えてくれた」っていうセリフがあって笑った。

 

あともうひとつ、ギャルが主人公にゲームを薦めて、主人公は実際にそのゲームをやるんだけど、ギャルが「これいいよって薦めても実際やってくれる人はあんまりいないから嬉しい」みたいなこと言うセリフがあるんだけど、まさに今自分がゆらねちゃんに薦められて読んでるから、なんかすごいリアリティがあった。いやまあ僕は好きな女が好きなものは全部好きなタイプの人間なので、好きな女に薦められたらそりゃ読むんだけど。でも逆の立場で、自分も結構よかったものとか好きなものとかをあれ見てあれ読んであれ聴いてってすごいいろんな人に言いまくるから、それでやっぱり見たり読んだりしてくれるとすごい嬉しい。だからそういうことをしてくれる人たちは本当に大切にしようと思ったのと、自分もなるべく薦められたら見たり読んだり聴いたりしてみようと思いました。

 

もうアニメ化決まってるらしくて楽しみ過ぎてやばい。とりあえず矢澤にこみたいなキャラがいたから完全に脳内で徳井青空さんの声で再生された。あと手芸の話でパラキス読みたくなったから、全巻買って読み返そうかと思ってる。

7月10日。

WOMBでライブ。ハチ公前に来るたびにiPhone落としたことを思い出す身体になってしまった。今日は電車で行ったのでiPhone落としませんでした。iPhone落としたのトラウマ過ぎてタクシーあんまり乗りたくないレベル。

 

中入ったらエクストロメだからかなんなのか、えげつない音量でやばかった。WOMBはステージが高くて照明が明るいから見やすくて本当に好き。ゆらねさんの綺麗な顔がよく見えた。セトリはなかなか鬼だった。このクソ暑い日によりによってこのセトリとは。これもエクストロメだからだろうか。水飲みタイムの曲をSEで終わらせるのはもったいないから早くあれで一曲作って欲しい。あと怨返しがやっぱりすごい好き。4人のじゅじゅ初めて見た時に「今こんな曲やってるのか!めちゃくちゃ好き!」って思ったのが怨返しだった。家で聞いたりすると今もたまにその瞬間の記憶が蘇る。フリもかわいくて好きだし。最後だいきるでゆらねちゃんが絶妙なタイミングでむせてて可愛過ぎて笑ってしまった(くしゃみかと思ったらむせたらしい)。

 

エヴァのTシャツ着てたから、チェキ撮ってくれたスタッフさんとエヴァの話をした。第拾五話「嘘と沈黙」が好きって話。エヴァ使徒も登場せず加持さんとミサトとリツコの大人の話みたいなのだけで終わるのが好きだったんだけど、今はちょっと山ちゃんの結婚のせいで変な感じになるかもなと思った。やはり声優は表に出るべきではないかもしれない。あと結婚が映画の後でよかった。そんな話したから見たくなって今嘘と沈黙だけ見たけど、やっぱ圧倒的に旧エヴァの方が好きだった。なんかもう全然別物だ。人間の描き方の濃度が違い過ぎる。それが如実に出てるのが嘘と沈黙な気がする。そして山ちゃんが女好きの役をやってるのはやはり少し気になった。

 

ゆらねちゃんに今週は何してたのって聞かれたから、昨日大学生の皆さんに就活とか働き方について喋った話をした。そしたらゆらねちゃんがもし就活してたらという世界線の話を聞けたのでよかった。なんか最近よく思うんだけど、仕事できるオタクとかスキル持ってるオタクが、地下アイドルの運営を手伝う時代が来る気がしてる。金銭面だとクラウドファンディングがあるけど、それのスキル版みたいなやつ。動画編集手伝ったらリターンでチェキが撮れるとか。そういうビジネスが生まれる気がしてる。みたいな話もちょっとした。

 

あと今週はこの日記をがんばって書いてたので、その話をした。

 

僕「人の日記読んだら自分も文章書きたくなったでしょ」

ゆらね「いや、全然」

僕「嘘でしょ。何時に起きたとか、何食べたとか、どんなアニメ見たとか、全部日記に書いて欲しいんだけど」

ゆらね「そういうのはちょっと。ミステリアスなアイドルなんで」

僕「え?そうなんですか?」

ゆらね「おい!ばかにするなよ」

 

可愛すぎわろた。また来週。

7月8日。

今日は8時半とかいう早朝から打ち合わせ入ってて1日が長過ぎたし、昼過ぎにはもう全てが終わったような気分だった。


何番目かの打ち合わせの時、一人遅れてたので、待ってる間に少し雑談をした。なんかインターネット業界の人たちは「リモートは雑談ができないからよくない!雑談大事!」みたいなことをよく言ってるんだけど、いやリモートでも普通に雑談できるやろとか思ってしまう。基本的に話すの好きだから打ち合わせ中とかでも「めちゃくちゃ雑談なんですけど」とか言って話し始めちゃう。似たような話で、ランチとかもできれば会社の人と一緒に行きたいと思ってる。新卒で入った部署も、その後の部署も、毎日一緒におじさんたちとランチに行ってたので、みんながよく言う「ランチぐらい一人になりたい」みたいなのが全くない。なんなら夜とかは自分から後輩誘ったりしてた。それはいちばん仲良かった後輩一人だけだけど。それ以外は本当に自分から人を誘わないから、誘ってもらってご飯食べたりするのをすごい大切に思ってるのかもしれない。


で、その雑談で、一緒に仕事してる相手が自分の言ってることを理解してくれなくて(言葉を選ばずに言うと相手の理解力が低くて)イライラを抑えられない、みたいな話をされたんだけど、めちゃくちゃわかると思った。自分も気が短いので、相手の理解力が低いとすぐイライラしてしまう。なんでわかってくれないの、って。この前もそれを注意されて気をつけようと思ってるんだけど、なかなか難しくて相変わらずイライラしている。でもそういう人が自分だけじゃないというのがわかったのはすごいよかった。雑談大事(それは言うんかい)。


仕事終わってテレビだらだら見てたらクセスゴが始まって、なんとなく見始めたらめちゃくちゃおもしろくて3時間ぜんぶ見てしまった。さすがに3時間はやばい。しかもおもしろ過ぎて結構一瞬だった。大悟かノブのどっちかが言ってたと思うんだけど、マジで発明みたいなネタがあって、お笑いの域を超えてると思った。すぐアイドルを超えたとかいうオタク3日目の人みたいなこと言って嫌なんだけど。友近とかほんと発明以外の何者でもない。もはや芸人じゃなくて発明家なのでは。


今期いちばん楽しみにしてた白い砂のアクアトープが始まったんだけど、マジで最高だった。元アイドル、沖縄、水族館で、人生やり直し系とかマジで好きになる要素しかない。数学のテストにイカの話を書いたくだりがめちゃくちゃ良かった。とにかく女子高生が何か生きがいを持って生きてるのに弱い。まあ最近のアニメだいたいそうなんだけど。


今日も着物のゆらねちゃんがスーパー可愛くて最高の1日でした。明日もほんとは日記とか書いてる場合じゃないぐらい早いので寝ます。

7月7日。

昨日寝る前にゆらねちゃんへのLOVEが爆発し過ぎてDMを送りまくったので、今日は朝10時ぐらいまで寝てた。こういうことが許されるから、本当に転職してよかったと思う。許されてるのかどうか知らんけど。


昼は最近開拓したイタリアンのお店に行った。サラダがめちゃくちゃ大盛りですごい健康になった気がするし、パスタがめちゃくちゃおいしくてマジで感動する。あとオリーブオイルをかけた硬いパン。初めてこの店に行った時、銀座で働いてた時によく行ってた店を思い出した。その店も硬いパンが出て、みんなでオリーブオイルをかけて食べてた。


18時ぐらいに打ち合わせがひと通り終わって、まだやらなきゃいけないことがあったので、とりあえずごはんを買いに行くことにした。その時ついでに近所の神社に行った。というか、神社に行くために外に出た。七夕なので。お願いも今日はちょっと強めにした。七夕なので。なんか神主さんなのか巫女さんなのかわかんないけど、普段より全然人がいて、七夕っぽい感じがあった。


ほんとはお弁当かなんか買って帰ろうと思ってたんだけど、ずっと行こうと思ってたけど開いてなかった店が開いてたのでそこで食べることにした。冷やし坦々麺。麺しか食べてないな今日。基本的に普段のご飯は食べるのにすごく体力を使うので、できれば麺類だけ食べて生きていきたい。


帰ってきてから22時ぐらいまで仕事をした。最近ずっとリモートで忘れてたけど、夜ご飯食べた後に仕事するのがいちばんパフォーマンスが良い気がしているのを思い出した。新卒1年目の時に、先輩に「夜遅くなる時は絶対メシ食ったほうがいいから」って言われたのが未だに記憶にあるからなのかもしれない。そしてこの話もどっかで書いたことある気がする。


ちょうど仕事が終わったぐらいのタイミングでねうちゃんがツイキャス始めたから聴いてた。じゅじゅの人たちはツイキャスやっても本当にメンバー一人ひとり個性が出るからすごいなと思う。ねうちゃんのキャスは1番湿度を感じる(湿度を感じるとは)。七夕のお願いの流れで、ねうちゃんは今幸せですか、みたいなことを聞いた人がいたんだけど、それにねうちゃん が、そんな全てが満たされてるわけではないけど、普通に幸せみたいに答えてたのがすごいよかった。アイドルには自分の人生が幸せだと思ってて欲しい。そして万が一そんなに幸せじゃなかったとしても、アイドルとして「幸せです」って答えるのが正しいと判断してそう答えるアイドルがいたとしたら、それはそれでそのアイドルのことすごい好きになるかもしれないなと思った。もちろんほんとに幸せなのがいちばんだけど。


明日的な今日は信じられないような早い時間に打ち合わせがあるのでほんとは日記とか書いてる場合じゃないんだけど、なんか書けそうな気がしたから書いてみた。ほんとはこういうことを日々書き残しておくような生活をしたいです。


そういえば今日外資のヘッドハンターから2件も連絡きた。何なんだ、七夕だからか。


7月3日と7月4日の日記。

今日ゆらねちゃんに文章書いてよって言われたので、素直なので文章を書いてみようと思います。ほんとはなんかちゃんと時間かけて書いた方がいいんだろうけど(じゅじゅのここが好きとかこの曲がすごいみたいなやつ)、そんなこと言ってたら一生書かない気がするし、とりあえず見切り発車で昨日今日の日記のようなものを書こうとしている。


昨日は新木場でメン地下主催の対バンだった。基本的に潔癖なので、ほんとメン地下と対バンだけは勘弁してくれってずっと思ってて、発表された時もうわマジかって感じだった。でもまあなんかチケット取る段階から繋がらなくておもしろかったりとか、メン地下とV系がほとんど変わらないことに気付いてしまったりしたので、それなりに受け入れて楽しむ方向にはなっていった。ちょっとだけど。


実際対バンに行ってみたら、男も女もオタクかアイドルかわからんしマジで異空間だった。ちゃんと見たこともないのに否定的なスタンスを取るのは良くないなと思っているのと、時間もちょうどいい感じだったので、帰る前にメン地下を1グループだけ見ることにした。そしたらマジで初めて壁の中にきた時のライナーの気持ちになった。あ、進撃の巨人の話です。一応ネタバレなんで進撃の巨人のネタバレNGの人は続き読まないで欲しいんですけど、簡単に言うと、ライナーは壁の中に悪魔のような人間がいると教えられて育てられたんだけど、実際壁の中にきたらめちゃくちゃいい奴ばっかりで、精神が分裂するぐらい悩むって話です。いや別にメン地下を悪魔と思ってたわけじゃないけど、それでもやっぱ実際見ると、この人たちも日々努力を積み重ねてこのステージに立ってるんだなというのを実感できたのは、すごい良かった。まあでもそれはそうとしても、やっぱメン地下の対バンには出て欲しいとは思わないけど。新しいファンを増やすための手段のひとつだとは思うけど、それをよく思わない人と天秤にかけてどっちを優先するかと言う話だと思う。みんなそこまで気にならないのかな?あと似たような話で、最近増えてきた女性アイドルグループに男性メンバーが入ることにみんなはどう思ってるの?みたいな話を誰かとしたい。


今日は日本橋三井ホールでライブだった。最近急に増えたキラキラ対バン。なんか新しいコネクションでもできたんだろうか。キラキラ対バンだとメンバーが告知する時に「ペンラ振ってね」みたいなこと言うんだけど、みおりのツイートで「ペンラ現場」なる概念があるっぽくて笑った。


昨日今日2日連続だったからなのかキラキラ対バンだからなのかわからんけど、オタクが少ないのもあって、じゅじゅの出番の前からこれは「どアウェイだな」という感じがすごいあった。ただなんか他のアイドルも結構やりにくそうな感じだった。M-1でネタがウケてない時の空気みたいな。そんなだからどうなるんやこれとか思ってたんだけど、実際じゅじゅのライブ始まったらめちゃくちゃ楽しくて、そんなこと全然気にならなかった。メンバーもいつも通り楽しくライブやっているように見えたし、お客さんもいい感じだった気がする。自分が楽しかったからそう思うだけかもしれないけど。


最近キラキラ対バンだと睡魔ーやるのがすごい好き。単純に楽しいし、睡魔ーありきでセトリ組んでるのとか、客層に合わせてるのもすごいいいと思う。個人的にはギルティとかもめちゃくちゃ可愛い曲だと思ってるから、全然キラキラ対バンでも戦えるはず(戦えるとは)。今日まさにゆらねちゃんは自分が思ってるよりキラキラしてるからって話をしたんだけど、可愛いところを見せていくのがもっと増えたらいいなと思います。もちろん呪いは呪いですごい好きだけどね。


さっきちゅんぴがストーリーで特典会だと全然伝えられない、文章なら多少伝えられるけど、みたいなこと書いてて、ほんとそうだよなあと思った。いやまじで反省ノートなんですよ、あちこちオードリーの。毎回あの時ああ言えば良かったなとか、あんなこと言わなきゃ良かったなとか思う。マジで反省ノートの人生。そしてあちこちオードリー見てみんなそうなんだなって思ったのと、春日みたいにそうじゃない人もいるんだなっていうのはすごい学びがあった。とりあえず今日は恋きもと髭を剃るだったら髭を剃るの方が好きかもって言ったんだけど、家帰って髭を剃るの続きを見たらろくでもない話だったので、恋きものほうが好きって言えばよかったなって後悔しています。


なんか書き始めたら無限に書けるんだけどもう3時だし明日も普通に仕事なのでこの辺にしておきます。ゆらねちゃんが読みたいって言ってた文章絶対これじゃない感がすごいし、次またいつ書くかわからんけど、せっかく書いたので一旦放流しておきます。

仕組まれたぽかぽかとなつき選手の12年。

あーどうもこんばんは。僕です。

 

もう一生この場所で文章を書くことはないと思っていたのですが、25年間ともに生きてきたエヴァが終わったので、さすがになんか文章残しとこうと思って今これを書いています。新しいブログとか適当につくってもよかったんだけど、Q見た時のメモ的なものが残ってたから、せっかくだしここに書くことにした。

 

とりあえずここにあった文章をひとつずつ下書きに戻していく作業をやったんだけど、思ってた100倍ぐらい日記書いててびっくりした。なんか大箱のライブとか生誕とかエモいこと(死語)があった時だけ日記書いてた気がしてたんだけど、劇場公演入るたびに日記書いてた時もあったみたいで、僕にもそんな時期があったんですね(遠い目)。自分が昔書いた文章とかマジで顔から火が出てメインシャフトが丸見えになるぐらい恥ずかしいので、下書きに戻すだけでめちゃくちゃ変な汗かいてしまった。そしてせっかくだから当たり障りのないやつだけ残したら、本の感想と謎の日記の2本だけが残ってうける。そしてはてなダイアリーからはてなブログに勝手に移管されてドメインが謎だしデザインも"無"だけどこれもうけるのでそのままにしておきます。

 

で、本題なんだけど、エヴァが終わったんですよね。これはもうマジで終わった。この終わったと言うのが何を指すのかは後で書くけど、とにかくエヴァが終わった。

 

自分が初めてエヴァを見たのは、忘れもしない中2と中3の間の春休み。言うまでもなくエヴァにおいて14歳中学2年生と言うのは何よりも特別なので、14歳の時にエヴァを見たと言うのは僕の人生においてめちゃくちゃアイデンティティだったわけです。厳密に言うと自分が見た時は中2は終わってたので微妙なラインなんだけど、まあ中3にはなってなかったし、俺は特別なんだと思うには十分過ぎる。14歳なんてエヴァ見てなくても全員自分が特別な人間だと思ってるような年頃じゃないですか(そんなことはない)。そんな中でチルドレン(って新劇では言わなくなったな)と同い年だとわかったら、もう自分は選ばれた人間だと思うよね。仕組まれた世代(この前zoomで言われた)なんですよ我々は。まさにエヴァの呪縛というやつです。

 

14歳でエヴァが直撃すると人間はどうなるかと言うと、今でも逃げちゃダメな時に「逃げちゃダメだ」って頭に思い浮かぶからね。あと僕はアスカが好きだから、大事な面接の前とかマジで「アスカ、行くわよ」ってアスカが言うんすよ。これもマジでエヴァの呪縛。

 

とか言ってめちゃくちゃエヴァに本気な人みたいな顔して書いてますけど、実は最初は初日の朝一に見に行こうとか思ってなかったの。どうせ見たところでわけわからんだろうし、そもそもネタバレって何?みたいな感じに思ってて。ところがですよ。公開日の直前にたまたまニアサー会(シンエヴァ公開後に2回見た人3人と1回見た人1人の4人で行われたZoom上の会合の便宜的呼称)の人たちと話してたら、みんな結構ガチだったんですよ。朝から行くぞ、みたいな。それで、あれ?もしかしてちゃんと見たほうがいいやつ?と思って。それでチケット取ってみたらちゃんと取れたから、初日の朝一に行くことにしたわけです。

 

で、これがマジで最速で見てよかったなと。今考えても少しでもネタバレしてたと思うとマジでゾッとする。自分はネタバレしたことによる後悔および自責が尋常じゃないから、ほんとそれこそ俺の25年間はなんだったんだ…みたいなことになっててもおかしくなかったと思うの。でもね、公開日の直前にたまたまニアサー会が開催されたのも、そこから最速見に行くことを決めたのも、そういう運命だったと思うんですよね。なぜなら、アタシは運命とか信じちゃうタチだから(小松奈々)。これもゼーレのシナリオ通りってやつです。

 

そんな感じで25年もの間ずっと自分の中にあったエヴァが終わったわけ。この「終わった」とは一体どういうことなのか、という話をまずはしたいんだけど。

 

エヴァが終わった、とはどういうことか

正直いやどうせ終わらんやろって思ってたの。だって14歳の時から25年間終わってないんですよ。そんなん終わるわけないやろって思うじゃん。それが、マジで終わったんすよね。

 

そもそもエヴァってこれまで終わったって言っても終わった感なかったじゃないですか。アニメの26話にしても、旧劇のラストにしても。だからまたどうせ「え?これで終わりすか?」みたいな感じのラストだと思ったの。投げっぱなしジャーマンかよ、みたいな。そしたらですよ。

 

めちゃくちゃちゃんと終わっとるやんけ!!!!!!!!!!!

 

もう一言でいうと完全にこれ。シンエヴァの感想は「めちゃくちゃちゃんと終わっとるやんけ」。以上。

 

で終わるわけにはいかないので続きを延々書きますけど。

 

この終わったって言うのは、自分の中での意味としては3つあって(コンサル論法)。

 

まずひとつめが、エヴァという物語が終わった、という意味での終わった。これはもう圧巻のラストの話ですよ。親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンね。まあそれもよかったんだけど、シンジがひとりひとりの悩みを解決して回収していくシーンがマジでこれは何みたいな。めちゃくちゃ説明してくれるやんけ!!!と思って。エヴァってもう何が何だからわからないのがエヴァじゃないですか。それをあんなに丁寧にひとつひとつ説明してくれて。僕がトウジだったら「なんや、シンジはカウンセラーにでもなったんか」って言ってますね。碇シンジのチキチキお悩み相談室かよっていう。逆に言うとわかんないのがエヴァのいいところみたいな感じもあって、説明されるとエヴァじゃないみたいな気がしないでもないんだけど、そうはいってもあんだけ説明されると、わかる…わかるぞ!!!ってなってめちゃくちゃカタルシスがあった。そこから例のラストシーンが最後にきて、それで、あー、ちゃんと終わったなー、って思ったっていうのがひとつめ。

 

ふたつめが、旧エヴァが終わったという意味での終わった。これはもう旧劇のラストの続きが始まった瞬間に、全身の血が沸騰する感覚があった。マジか!!!!!!!!!!と思って。それ見てほんと25年間ずっとエヴァを追っかけてきてよかったなと思った。だって、式波じゃなくて、惣流ですよ!!!!!アスカは惣流しか勝たんのだよまじで!!!!!新劇場版だけじゃなくて、旧エヴァもちゃんと終わらせようとしてくれてるんだなと思って、めちゃくちゃぐっときた。これはリアルタイムでエヴァを見て25年間生きてきた人間にしかわからない感覚だと思って。旧エヴァのサブタイトルが順番に出てくる演出とかもそうなんだけど。それとか見て、ほんとちゃんと終わってよかったなって。マジ成仏って感じ(ギャル)。

 

みっつめが、新劇場版が終わったという意味での終わった。これは完全にぽかぽかの話なので、次に書きます。

 

仕組まれたぽかぽか

僕にとって新劇場版というのは、言ってみれば破公開時(2009年)の「なつき選手ぽかぽかブチ切れ事件」に端を発した、エヴァぽかぽか路線とどう折り合いをつけるか、みたいなことをずっと考えてた12年間だったわけですよ。ってみなさんご存知なつき選手ぽかぽかブチ切れ事件みたいに書いてますけど、なつきビギナーの皆さんのためにまずはなつき選手ぽかぽかブチ切れ事件について説明します。

 

僕はもう完全に旧エヴァ原理主義者だったんだけど、まず序の時点でちょっとなんか異変を感じて、いや~んな感じ(これあとでテストに出ます)と思ってたわけ。でもまあ序はそこまでじゃなかったからまあまあまあみたいな感じだったんだけど、その後の破がもうマジで無理だった。まずアスカが式波になってる時点で、は?誰?惣流しか勝たんが?(当時勝たんなどという言葉は存在しない)と思ってて、けどそれより無理だったのが、レイのぽかぽかですよ。もうマジで無理と思って。何?ぽかぽか?ふざけてんのか?みたいな。旧エヴァガチ勢的にはもうこんなのレイじゃないし、これはエヴァじゃないって思ってブチ切れたわけ。これがなつき選手ぽかぽかブチ切れ事件です。

 

で、そんな状態でシンエヴァ見るじゃないですか。それでどうなったかっていうと、まあこれはこれでいいか、みたいになったのね。いやもうこれは完全にのんのんびよりだと思って。シンエヴァの前半は完全にのんのんびよりだからね。だから、ほくほく(最初出てきた時「お?きたな?」みたいな感じだったけど)しようがぽかぽかしようがもうええわ、みたいな感じで受け入れられたわけ。それで一回見た後はまあこれはこれでよかったねって感じだったんだけど。

 

それがですよ。8日に1回目見て、12日に2回目見て、13日に家で破を見返してたの。そしたら、そこで気付いたことがあって。

 

今回新しく出てきた設定で、レイはシンジに好意を持つようにプログラムされてるっていうアスカの台詞あったじゃないですか。それを破のぽかぽかとか見てる時に思い出したの。

 

で、え、まって、って思って。ということは、レイはシンジに好意を持つようにプログラムされてるから、ぽかぽかしたのでは?

 

つまりぽかぽかは、仕組まれたぽかぽかなのでは?

 

っていうことに気付いてしまったのです。そしたらもうなんか12年間感じてた違和感みたいなのが一気になくなって。そうか、そういうことかリリン、みたいな。ぽかぽかですら伏線だったんですよね。それに破を見てる時に気付いて、わあ!いま回収された!回収されましたよ!!!と思ったの。それでなんか、破というか、新劇をすべて受け入れられた気持ちになったの。

 

もちろんシンエヴァ見終わったあともめちゃくちゃよかった!って感じだったんだけど、仕組まれたぽかぽかに気付いた今のほうが新劇めちゃくちゃ好きって思う。

 

という意味で、自分の中でぽかぽかを完全に受け入れられたから、新劇を終わらせることができたっていうのが、今回いちばん書きたかったことです。なのでタイトルもこれにしました。

 

昔からケンスケが好きだった(古参アピール)

今回シンジ以外でも、物語の核になるキャラクターってたくさんいたと思うんですよ。で、そんなかで僕がいちばんよかったなって思ってるのが、ケンスケなの。こういう話すると、ずっと好きだったアイドルが急に人気出て古参アピールしてるみたいに思われるから嫌なんだけど、マジでケンスケ好きだったんだって、マジで。例えばこれ。

 はい、でました、いや~んな感じ。これ自分の中ではエヴァ名言集のひとつでめっちゃメジャーだと思ってたんだけど、ニアサー会でこの話したらマジでシーン…ってなってうそでしょ!?って感じだった。みんないや~んな感じ使ってたんじゃないの?

 

今回ケンスケの何がよかったって、これは僕が2回目に見てて気付いた話なんだけど、ケンスケって旧エヴァの加持さんなんすよ。なんかこの髪型とか髭の感じとか既視感あるなと思ったら、あ、加持さんじゃんって気が付いて。だからアスカが懐いたのかっていうところも辻褄があうし。で、破見直してたら、新劇って旧エヴァのアスカが加持さんめちゃくちゃ好きな設定がなくなってんのよね。それでそこもなるほどその役割がケンスケにスイッチしたのかと思って、すごく納得がいった。なので、今回のMVPを決めるとしたら、僕はケンスケにあげたい(誰)。

 

シン・ゴジラを間に挟んだ意味

今回見ててすごい思ったのが、Qとシンエヴァの間にシン・ゴジラ挟んでたのがめちゃくちゃよかったなってことなのね。最初ののんのんびよりパート(のんのんびよりパートとは)とかも、あれって実はシン・ゴジラの続きでもあったりするわけですよ。厄災から復興みたいな。それこそ震災とかの影響もあるんだろうけど。シン・ゴジラのラストで赤坂(竹野内豊)が「スクラップアンドビルドでこの国はのし上がってきた。今度も立ち直れる」って言ってるんだけど、まさにそれがアニメで映像化されてるわけ。だから、いきなりのんのんびより見せられたら、またぽかぽかみたいには?ふざけてんの?ってなったかもしれないんだけど、シン・ゴジラ見てたから、めちゃくちゃスッと入ってきたんですよね。シン・ゴジラにもエヴァのBGMが使われてるから(あれ初めて見たときはマジで滾った)、一種のパラレルワールドみたいな位置づけだと思ってて。だから全部繋がってる感じがしてすごいよかった。

 

あとマヤの台詞で、副艦長センパイ(だっけ?)との会話の時に、「大丈夫です、仕事ですから!」系の台詞があるんだけど、これもシン・ゴジラの「礼には及びません、仕事ですから」っていう國村隼の台詞みたいでめちゃくちゃよくで。僕は「礼には及びません、仕事ですから」って台詞がマジで好きなのね。普通に会社で仕事してて「いつもありがとうございます!助かってます!」みたいなこと言われた時にも「大丈夫です、仕事なんで」みたいなこと言ってぽかーんとされたりするんだけど()。まあそんぐらい好きなわけ。だからそのマヤの台詞もめちゃくちゃよかった。

 

加持さんとカヲルのあれは何だったのか

最後にひとつだけ考察っぽいことを書きますけど、見てていちばんわかんなかったのが、加持さんとカヲルのシーンだったの。急にイチャつき始めたけど、マジで何?みたいな。基本的に庵野エヴァは衒学だって公言してるから、槍だの鍵だの器だのみたいな装飾的なものにはそこまで興味ないんだけど。まあおいおい理解しようとは思う。けど加持さんとカヲルのあれはさすがに理解しときたいなと思って。

 

で、見てて自分がふわっと思ったのが、ゲンドウがネルフの司令官になる前に、カヲルが司令官だった時期があるのかなと思って。なんか引継ぎとか言ってたぽいし。それでそこだけは考察とか読んで調べたんだけど。そしたら、ゲンドウがネルフ追い出された後に、一時的にカヲルがネルフ司令官になった、が正解ぽいですね。ソースは破の予告で、実はそこでもカヲルがあの格好してると。で、破の予告は基本的に空白の14年間に起こったこと時系列で描いているから、順番的にはゲンドウの後。ということで半分ぐらい正解でしたね。

 

さよならなんて悲しいこと言うなよ

以上がとりあえず書きたかったことです。ほんとはニアサーで何が起こったとか、空白の14年間を整理するとか、マリとは一体何なのか、みたいなことを書きたいんだけど、まあ時間があったら今後書いていきたいと思います。

 

最後に言いたいのは、シンエヴァで完全にエヴァが完結したみたいになってるけど、実はまだワンチャンあると思ってて。そうです、さっき書いた通り、空白の14年が描かれてないんですよね。なんか調べてたら震災で描けなくなったぽいみたいなことを書いてる人もいて、ああそういうのもあるのかと思ったんだけど。まあ何にしろ25年続いたんで、実はまたどっかでなんか出るんじゃないかなとちょっと思ってるし、これからもエヴァとともに生きていきたいと思います。

 

というわけで、みなさんさよなら(また会うためのおまじない)(これもさよならなんて悲しいこと言うなよがフラグになってるんだよなあ)。