ありのままの自分を受け入れてもらえる世界はきっと生きやすいんだろうな。

ゆらねちゃんに読んでみてって言われた「その着せ替え人形は恋をする」っていう漫画をさっきまで読んでたんだけど、めちゃくちゃよかったのでその話を書きます。昨日まではiPhoneから日記書いてたけど、今日は本気なのでPCから書いてる。テレビ見るのないから空いた時間に一冊だけ読もうかなと思って読み始めたら、止まらなくて7巻まで全部読んでしまった。マジでめちゃくちゃいいシーンが山ほどあって、ビジネス書だったら付箋貼りまくってるなと思ってたら、漫画の中でクソ真面目な主人公が漫画に付箋貼りまくってるシーンがあって笑った。

 

雛人形の頭師を目指す高校生男子の主人公と、と二次元美少女のコスプレをしたいギャル(美少女)が出会って、主人公がギャルにコスプレ衣装を作ってあげるっていう話なんだけど、まずなつきさんって伝統工芸とか職人とか大好きじゃないですか(知らんがな)。はちみつとクローバー読んで宮大工になりたくなったっていう有名な話があるんですけど(有名ではない)。そんなんだから、もう雛人形の頭師を目指してる時点で最高なわけ。で、最初にめちゃくちゃよかったのが、ギャルがコスプレする時にメイクをしてあげるシーンがあるんだけど、その時に雛人形に筆入れしてる時の方法論でメイクの手法を解説するんですよ。そういう、ある専門性を持った人間のスキルが、全く別のジャンルで生きるみたいなやつがめちゃくちゃ好きで、そのシーンで本当に漫画を読む手が止まった。他にも主人公のおじいちゃんが師匠みたいな感じなんだけど、おじいちゃんとの会話一つひとつに物事を極めるとはどういうことかみたいなことが詰まってて、マジで大切なことはその着せ替え人形は恋をするが教えてくれた状態になった。そしてこれも「大切なことはぜんぶバニーガールが教えてくれた」っていうセリフがあって笑った。

 

あともうひとつ、ギャルが主人公にゲームを薦めて、主人公は実際にそのゲームをやるんだけど、ギャルが「これいいよって薦めても実際やってくれる人はあんまりいないから嬉しい」みたいなこと言うセリフがあるんだけど、まさに今自分がゆらねちゃんに薦められて読んでるから、なんかすごいリアリティがあった。いやまあ僕は好きな女が好きなものは全部好きなタイプの人間なので、好きな女に薦められたらそりゃ読むんだけど。でも逆の立場で、自分も結構よかったものとか好きなものとかをあれ見てあれ読んであれ聴いてってすごいいろんな人に言いまくるから、それでやっぱり見たり読んだりしてくれるとすごい嬉しい。だからそういうことをしてくれる人たちは本当に大切にしようと思ったのと、自分もなるべく薦められたら見たり読んだり聴いたりしてみようと思いました。

 

もうアニメ化決まってるらしくて楽しみ過ぎてやばい。とりあえず矢澤にこみたいなキャラがいたから完全に脳内で徳井青空さんの声で再生された。あと手芸の話でパラキス読みたくなったから、全巻買って読み返そうかと思ってる。