竜とそばかすの姫。

竜とそばかすの姫を見ました。物語の核心に触れるようなことは書かないけど若干のネタバレはあります。

 

昔から音楽を扱ったアニメ(けいおんハルヒのライブ回ラブライブスタァライト等)に弱いので見たら大変なことになるだろうなと思ってたけど、案の定ずっと泣きっぱなしだった。歌ってるだけで泣いてしまう。しかもめちゃくちゃ音楽が良いし、映像も演出も音楽を最高の形で伝えるために表現されてた。ほんと嗚咽するかと思ったしマスクが涙と鼻水で大変なことになった。いま家帰ってすぐこれ書いてるけど今もちょっと息が苦しい。終わった後マジで動けなくて一人で鼻啜ってたら、みんなさっさと出ていってマジかよと思った。自分以外にそんな感じの人いなかったし、世の中との温度差を感じた。

 

席に着いたら横が小学生ぐらいの姉妹とその後ろに両親って感じで、公開後すぐの早い時間帯に観に来るとこういうことがあるのかと思って失敗したかなと思ったけど、特に問題なかった。高校生が告白するしないみたいなシーンがあるんだけど、そこできゃっきゃしてたので良さがあった。

 

声優の皆さんもみんなすごい良かったんだけど、とりあえず開始数分で成田凌の声と台詞が良過ぎて妊娠した。あと幾田りらがド天才だった。結構テレビで事前の宣伝見てたのでアフレコの様子とかも見てたんだけど、それを見た上でも何の違和感もないし役柄の魅力を完全に表現し切ってて衝撃だった。声優に役者使うの大体叩かれるけど、自分は細田守の映画に限っては役者の演技が大体好き。時をかける少女仲里依紗とか、おおかみこどもの宮崎あおいとか。たぶん相性がいいんだと思う。中村佳穂も記者会見でめちゃくちゃパンチ効いてたのでどうなんだろうと思ってたけど、全然大丈夫だった。役所広司は最初これ役所広司の意味ある?って思ったけど、めちゃくちゃ意味あるシーンあって号泣した。そこで鈴とほぼ同じタイミングで自分も涙出てきて我ながら共感性高過ぎるやろとなった。あと健は健だった()

 

宣伝で細田守美女と野獣のオマージュって言ってたけど、ベルのデザインをアナ雪描いた人に頼んだみたいなことも言ってたから、自分としてはアナ雪っぽいなと思うところが多かった。歌とか。単純に美女と野獣みたことないだけなのもあるけど。あと鈴が名前を決める時にベルにしたの特に説明なくて何で何だろうと思ったんだけど、終わった後エスカレーター乗ってる時にああ鈴だからベルなのかと思って、その後電車乗ってる時にああ美女と野獣のオマージュだからベルで、ベルだから鈴なのかということに気が付いた。鈴だからベルなんじゃなくて、ベルだから鈴なのか。

 

ストーリーは正直どうなのみたいなところも多々あるんだけど、それはおおかみこどもの時も思ったし、そんなのどうでも良くなるぐらい音楽と映像が良かった。映画よりもストーリーもののミュージックビデオとかの方が近いのかもしれない。

 

エンドロールに川村元気の名前があって、おおかみこどももプロデューサー川村元気だったことを思い出した。あと衣装にアンリアレイジが入ってた。

 

とりあえず映画見て書きたいと思ったことはこんな感じ。一回見ただけじゃ消化できないタイプの人間なので、早くもう一回見に行きたい。