点と点が線になるということ。

バルセロナオリンピックが開催されたのは、小学4年生の時だった。その年の自由研究か何かで、オリンピックについてまとめるような課題があって、当時好きだったけろっぴに、勝手にアーチェリーの弓を持たせて、聖火台に火を灯すようなイラストを表紙に描いたのをすごい覚えてる(当時は学校の工作とかでモチーフを自由に選べる時は、だいたいけろっぴにしていた。好きだったので。あと図工が死ぬほど得意だった)。

 

ちょうどその頃、テレビでスーパーマリオクラブという番組がやっていて、当時発売されたばかりの「マリオペイント」というお絵描きソフトを使って描いた絵を、視聴者から募集してグランプリを決めるみたいな企画をやっていた。その時、その作品の中に、見たことないような建築物の絵があって、その周りを天使が飛んでいるような簡単なアニメーションが施されていた。それが、自分が初めて見たサグラダ・ファミリアだった。30年経った今も覚えてるぐらいだから、めちゃくちゃ強烈な体験だったんだと思う。さすがにインターネットで検索しても出てこないだろうと思ったけど、とりあえず検索してみたら、動画がYouTubeにそのままアップされていた。目ん玉が飛び出るかと思った。インターネットは本当にやばい。

 

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これが、自分のサグラダ・ファミリアの最初の記憶。それ以来、なんとなくサグラダ・ファミリアとガウディにずっと興味がある人生だった。


そんな原体験から30年後、国立近代美術館に『ガウディとサグラダ・ファミリア展』を見に行った。放物線の形状を鏡を使って再現した模型がめちゃくちゃよかったり、「人間は想像しない、あるのは発見だけである」というガウディの言葉が紹介されてたりしていて、とても良い展示だった。あとガウディが自分の作品をポストカードにして送っていたみたいな話があって、ガウディほどの天才でもやはり自分で自分自身をプロモーションしていたのだなというのがわかってすごいよかった。これは本当にアイドルも同じで、今いちばんそこまで考えて行動できてるのがたまあんだと思う(偶然同じ日にチックの現場があったのでより強く感じた)。


そんな中でも、自分の中でいちばん知的興奮を感じたのが、ガウディの作品に岡本太郎との類似性を感じ取ったことだった。この展示に行くちょうど3週間前、川崎市岡本太郎美術館岡本太郎の作品を見に行った。サグラダ・ファミリアの塔のひとつが、どう見ても太陽の塔に見えたのだけど、きっとこれは、直前に岡本太郎の作品を見ていたから、そう見えたんだと思う。家に帰ってきて調べたら、岡本太郎も実際にバルセロナに行っていて、ガウディの作品に感銘を受けたということだった。椅子を作っているとか、自然をモチーフにしているとか、古代文明東洋文化に影響を受けているとか、鳥が好きとか、共通点もたくさんあった。

 

GAUDi ガウディが知りたい! (エクスナレッジムック) | |本 | 通販 | Amazon

(この本に岡本太郎のコメントが載ってるらしくて読みたい)

 

ガウディの展示も、岡本太郎美術館も、それ単体では点でしかないし、当然その2つが繋がると思って見に行ったわけではなかった。でも、それを偶然、連続で見て、繋がって、点と点が線になった。そうやって、繋がるとは思ってなかったような点が繋がって、共通点や類似性を見出して、線をつくっていくことが、勉強するっていうことなんだなというのをすごく感じた。

 

ここ何年かは、自分の座右の銘にいちばん近い言葉は、スティーブ・ジョブズの『Connecting the dots』なのかなと思っていて、前に答えた質問でもそれを書いた。

 

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これもまさに、そのままだけど、点と点が繋がること、点と点を繋げることの大切さを言葉にしたものでで、改めて自分の好きな言葉だなと思ったし、人生は本当にこれだなと思った。


自分にとってはアイドルも全く同じで、アイドルになる前はどんな女の子で、何が好きで、どんな気持ちでアイドルになって、アイドルになって何を経験して、どんな感情になって、どういうパフォーマンスをするのか、というひとつひとつの点をひたすら繋いでい線にしていく、みたいなことにずっと興味がある。誰かのドキュメンタリーを自分でつくっている感覚。そしてそんな楽しみ方が許されるのは、ゆらねちゃんと十六夜ポラリスのみんなが自分があれこれ聞いてもちゃんと答えてくれるからなので、本当に感謝しかないし、自分が楽しくオタクできてるのはみんなのおかげだと思う。


これからもアイドルを見たり、本を読んだり、映画やドラマを見たり、アートに触れたり、美術館行ったり寺社仏閣行ったりして、どんどん点を増やして、その点を線で繋いでいくような人生にしたい。

2023年7月20日。

7月17日は誕生日でした。

 

去年の日記。

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一昨年の日記。

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このブログはそもそもゆらねちゃんに読ませるために書き始めたのですが(読ませるためとは)、決して頻度は高くないけど3回目の誕生日を迎えてなかなか感慨深い。「なつきさんのブログ読んだら自分もブログ書きたくなったでしょ?」って言ったら「全く」と言っていたゆらねちゃんも今はnote書いていて、1年以上続いているし(そういえば今日はnoteの日だ)。

 

最近は情緒も安定しないしとにかく人生をなんとかしないとやばいみたいなことをずっと考えていたので、誕生日がきたタイミングで運動することにした。昨日は有給取って一日何も予定がなかったんだけど、ゆらねちゃんが一昨日ジムに行っていて運命的なものを感じたので(すぐ運命を感じる人)、申し込むなら今しかないと思って、昼ぐらいに起きてネットで入会してジム行って筋トレをした。さらに今日はずっとやってみたかったキックボクシングの無料体験に行った。どっちもトレーナーの人がいい感じだったので、どうかしてるのでとりあえずどっちも数万円払って入会した(本当にどうかしている)。どっちかだったら辞めたらそこで終わりだけど、2つ契約してたらこっちだけにするか、みたいになる気がするので。なるべく運動を続けられる仕組みをつくった。めちゃくちゃ自分の性格が出ててこうやっていきなり2000%みたいなことするからすぐ飽きたりしんどくなって続かないんだろうなと思うんだけど、まあやらんよりはましやろと思う。昨日は有給だったのにジムだけ行って満足してブログもかかなかったんだけど、今日は仕事してキックボクシング行ってブログを書いてる。ジムに行き始めて気持ちが前向きになってるのと、仕事したそのままの感じのほうが、ブログも書けるんだなというのを感じている。

 

ここ最近の変化としてはゆらねちゃんのメインの現場がなくなったのがいちばん大きくて、もちろん前ほど会えないのは悲しいのですが、今しかやってもらえないこともあるなというのをすごく感じてる。それがツイキャスのお茶爆のお礼。自分はとにかく言葉によるコミュニケーションに重きを置くタイプで、その中でも特に文字になっているものを大切にする人間なんだけど、新規()なのでおたく始めたころには宿題チェキ終わってたし、手紙とかもなかったので、自分に向けて何かを書いてもらうってことが普段のチェキ以外ではなかった。だから、また宿題チェキやってとか手紙欲しいとか言いまくってたのですが、今は毎週のようにゆらねちゃんからメッセージが送られてくるので、こんなに幸せなことがあっていいんですか?という気持ちになって日々幸せを噛み締めています。お礼を送り始めたばっかりの頃に届いたメッセージの中に本当に何回も見返すし絶対忘れられないようなことが書いてあって、お茶爆のお礼がいちばんうれしいってずっと思ってたんだけど、それをこんなにたくさん送ってもらえる日がくるとは思わなかった。チェキチャとかもそうなんだけど、電話みたいなことしたり文通みたいなことしたりして、遠距離恋愛をしているような気分です(怖)。特典会の15秒動画とか、年賀状とか、ラストチェキに書いてくれたコメントとか、大切なものがどんどん増えていって、一緒にいる時間が長くなるということは、いつでも見返せる自分に向けての言葉が、どんどん増えていくことなんだなって思う。

 

あとこの一年でいちばん変わったなと思うのは、映画をたくさん見るようになった。今年に入ってからだけで20本弱見てて(ようやくそういうのを記録するということを覚えた)この一年で考えると人生でもトップクラスに多い本数だと思う。その中でいちばん見てよかったのなんだろうって考えると、『花束みたいな恋をした』かもしれない。根が自己啓発人間なので、映画とかにしてもやっぱりこれからの人生で役に立つ教訓とか学びとか気付きによって人生の理解が深まるみたいなのが好きなんだなということに、この映画を見て改めて気付いた。この映画は、映画とか音楽とか小説とかお笑いとかのそういう作品が好きなもの同士で付き合い始めて、一方がそうしたものに一切関心がなくなったことによって上手くいかなくなるという話なんだけど、自分もどちらかというとずっとそういう考え方の人間だった。何が好きかによってその人がどんな人かが決まるし、同じものを好きだから上手くいく、みたいな。けどこの映画を見て、確かにそういった作品を介して繋がってた二人は、それがなくなった時もう一緒にいられないっていうのは、本当にその通りかもしれないという気付きがあった。で、そんなような話をゆらねちゃんにした時に、「え、ゆらね大丈夫そ?」って言われたんだけど(ゆらねとなつきの間にそういうのあんまなくない?的な意味)、まあゆらねちゃんと自分との間にそういうのが一切ないわけじゃないんだけど(あと自分から寄せに行くし)、でもそう言われるっていうことは、たとえそうした作品みたいなものを介さなくても、自分はゆらねちゃんのことが好きってことだから、それはめちゃくちゃ好きなのかもしれない、っていうのを、最近この映画について改めて考えた時にすごい思った。

 

という結局ゆらねちゃんが好きということしか言ってないようなブログになりましたが、それはその通りなので、こちらを今年の誕生日のブログとしたいと思います(ほんとは質問のやつやろうと思ったんだけど、ゆらねちゃんへの想いが溢れすぎたのでまた今度)。

アイドルも人生も黒ひげ危機一髪だなと思った話。

『だが、情熱はある』を見始めたのをきっかけに、若林の最初のエッセイを読み返した。

 

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このブログでも何回か書いてる通り、自分はかなり若林に影響を受けているし、なんならロールモデルみたいに思っているところがある。noteも有料で購読したりしてなかったりする。なんで若林が自分にとってそういう人間になったかわからないんだけど、たぶんこの本の影響も大きいと思う。単行本でも読んだんだけど、読んだのいつだっけと思って前のインスタを見返してたら10年前だった。めちゃくちゃいい本だった、という記憶はあるけど、細かい部分を一切覚えてなかったので、かなり新鮮な気持ちで読めた。

 

その中でも特に刺さったのが、『だが、情熱はある』の最新話でも描かれていた、黒ひげ危機一髪の話だった。

 

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オードリーは下積み時代が長く、M-1でやった所謂「ズレ漫才」のかたちにたどり着くまで、かなり試行錯誤していた。それがドラマでも描かれていたアメフトの恰好でただぶつかるとか、春日がモヒカンになるとか、そういうやつ。そうしたいろいろな試行錯誤は、黒ひげ危機一髪で言うところの樽に刺す剣で、その剣を刺せば刺すほど、黒ひげが飛ぶ確率、つまり成功する確率が上がっている、というような話だった。

 

これがマジで自分の人生を振り返ってもそうだし、アイドルもそうだなと思った。

 

最近、アイドルはどうしたら成功する確率を上げられるかみたいなことをよく考えている。そしたら、ちょうど、たまあんがTikTokを始めてえげつないスピードでフォロワーを増やしていた。

 

 

これとかマジで黒ひげ危機一髪だなと思った。たまあんはとにかく試行回数、つまり剣を刺す回数がめちゃくちゃ多い人だと思う。まずは試してみて、上手くいかなかったら次を試して、また上手くいかなかったら次を試して、みたいなのを日常的にやってる気がする。そういうことができるのは、広告代理店にいたり、セルフプロデュースしてたからというのもあるのかもしれない。で、その成功のひとつが、今回のTikTokなんじゃないかと。樽のいろんなところに剣を刺しまくって、それぞれでは黒ひげは飛ばなかったんだけど、それでも「その穴では飛ばない」ことはわかる。そうやって剣を刺すうちに、刺す穴は確実に減っていっていて、成功する確率は上っていって、TikTokという穴に剣を刺した瞬間ついに黒ひげが飛んだ。

 

私は失敗したことがない。 うまくいかない1万通りの方法を発見しただけだ」ってエジソンが言ったらしいけど、これも全く同じ話だと思う。

 

そんなことを考えていたら、今日、みやぞんが「努力は実るのか?」について自分の考えを話している動画がバズっていた。

 

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みやぞんが言うには、「苦労した努力は実らない。でも自分が楽しんだ努力は実る」ということだった。これもアイドルも本当にそうだなと思う。わかりやすいところだと、指原莉乃はブログで知名度を上げたけど、指原はアイドルになる前からブログを書いていた。つまり、アイドルになってから苦労して書いたわけじゃなくて、もともと書くことが好きだった。ぺろりん先生はイラストで有名になったけど、10年弱経ってでんぱ組に入った今でもイラスト書いてる。そんなのは、さすがに好きで楽しくないと続けられないと思う。もちろんたまあんもそうで、仮面ライダーが好きで、変身する動画を撮ることも好きなんだと思う(失敗した時はブチ切れてるけど)。

 

これの真逆なのが、好きでも得意でもないことを一回だけイヤイヤやって、剣を刺しても黒ひげ飛ばないじゃんって言って諦める、みたいなので、ほとんどの人がこれなんじゃないかと思う。

 

結局「自分が好きで得意なことを見つけて、それを誰かに見つかるまでいろんな方法で試し続ける」っていうのが、成功する唯一の方法なんじゃないかと思う。これはアイドルもそうだし、自分の人生振り返っても本当にそう。最近就活生とかに話聞かせてくださいって言われてキャリアの話するんだけど、結局はこれになる。で、自分が本当に好きで得意なことを見つけるためには、樽のいろんなところに剣を刺し続けるしかないんですよ。

 

ゆらねちゃんがジルラストに入ったのも、本当にこれだなと思ってて。もちろん声量がすごくなったし歌も上手くなったとか、ダンスも身体が動くようになってめちゃくちゃ踊れるようになっとか、わかりやすい成長もある。でも、それだけじゃなくて、じゅじゅとは全く違うタイプのグループに入ることによって、今後自分がどんなアイドルになっていくかを考えた時に、この穴に剣を刺してみたら、意外といい感じじゃない?とか、この穴に剣を刺してみたけど、次はここじゃないほうがよさそうだな、みたいなのがすごいあったんじゃないかと思ってる。たぶんこの一年間でめちゃくちゃ剣を刺したから。だから本当にジルラスト入ったのは正解だったと思うし、次にどんなことするのかがすごい楽しみ。

 

10年前にこの本読んだ時は、黒ひげ危機一髪の話が特に刺さった記憶は全くないんだけど、今この話がめちゃくちゃ刺さるということは、自分もちょっとは成長したのだろうか。

AM3:03

今日は昼に十六夜ポラリスを見に行って、朝桜ももさんと生誕のブログの話をしたので、生誕のブログを書こうと思います(遅)。

 

ももさんに生誕のブログ書いてって一生言われ続けてて、今日も言われて、そのたびに「書こうとは思ってるよ」って結婚を迫られた男みたいなことを言い続けてたんですけど()。ももさんと話してると、対談というか議論というか真剣10代しゃべり場(歳がバレる)みたいになることが多いんだけど、ここ最近の議題(アジェンダ)のひとつが、表現者は自分の表現物について語るべきかどうか、ということだった。よくアーティストの人が言う「受け取った人が感じてくれたもの、それがすべてだと思ってます」みたいなやつ。これについてももさんはママと議論したらしく、自分の生誕祭についてnoteに書くべきかどうかを悩んだらしい。それに対して、自分はどうなのかというと、これはもう完全に一から十まで全部知りたいし、本人が意図したものがすべてだと思ってる。これは、新世紀エヴァンゲリオンという作品をリアルタイムで見ていて、深読み()して自分に酔って見当外れなことを言う人をたくさん見てきたトラウマみたいなものなのかもしれない。だから自分が興味持ったものは、まずは制作者のインタビューとかをめちゃくちゃ探して読む。なので、ももさんの生誕祭もブログを読んでから、「あれはああだったのか~」みたいな感じで感想を書こうと思ってたのですが、そろそろ書かないと本当に忘れてしまいそうなので、今日書くことにしました(なんだこの言い訳みたいな文章は)。

 

まずはももさんに出会ったころのことから振り返りたいと思います(そこからですか?)。

 

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初めて会った日のブログで「話してみていちばん印象が変わったのがももちゃんだった」って書いてるんだけど、まさかこんなに通うようになるとは、あの時は全然思ってなかった。なんか自分は第一印象で好き!ってなってそれから通うみたいなのが多かったんだけど、こうしてたくさん話してる間にどんどん好きになるのは初めての経験かもしれない。この日は、前はお花屋さんだったって聞いたのが本当に衝撃だった。当時は書いていいかわかんなかったから書かなかったけど。この前も誰かがツイートしてた「今でも私はお花屋さんとケーキ屋さんになりたいと思ってる」みたいなやつをももさんがいいねしてて(人のいいね欄を見てそれを堂々と言うんじゃないよ)、「アーシ(PCで書いてるので半角が出ない)は両方なれたワ♪」って思いながらいいねしてんのかなと思ってたんですけど(怖すぎ)。ももさんが花好きだから、自分も生活の中で気が付いたら花のことを意識するようになったなってすごい思う。この前も尾道行ったとき、いろんな花が咲いてて、ももさんなら花の名前がすぐわかったりしたのかなとか思った。

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その時撮った花。

 

ももさんと生誕のことを話し始めたのは、もういつだったか思い出せないぐらい早い時期で、その時から、「生誕のことを考えたらなつきになった」とか「生誕はなつきだから」みたいなことを言われていた。言われてたんだけど、自分は全然これがピンときてなくて、例えばソロで歌いそうな曲とかも、まああえて名前は出さないのですが、自分はあまり得意じゃなかったりしたので、これはどういうことなんだろうってずっと思ってた。そしたら、生誕のタイトルが発表されて、それが「AM3:03」だったので、さすがにアーシ(AM4:44さん)やん!となった。これでテンションが上がったなつきさんは、ゆらねさんに「朝桜ももさんがなつきさんのことが好き過ぎて生誕のタイトルAM3:03にしたんだけどどう思います?」って言ったら「自惚れ過ぎじゃない?」って言われて、ももさんに「ゆらねさんにももさんがなつき好き過ぎて生誕のタイトルAM3:03にしたって言ったら自惚れ過ぎじゃない?って言われた」って言ったら、ももさんに「生誕のタイトルはずっとこれにしようと思ってた」って言われたんで、やっぱり自惚れ過ぎだったみたいです()。

 

その他にも匂わせ(直接嗅がせ)みたいな話で言うと、ももさんに「キャベツ持ってきて」って言われたから下妻のなんかやんのか!?って思ったら結局やらなかったり(衣装が間に合わなかったらしい)、生誕前日にカルテットに関係あるのおとなの掟ぐらいしかなくない?みたいなこと言っても「そうなんだ~」みたいな感じで全然やらん空気出してきたからやらんねやと思ったらめちゃくちゃやったりとか、なんかずっとももさんに振り回された気がする数週間だった(当然振り回されるのは嫌いじゃないしむしろ好きです)。

 

なんかアイドルにとって最初の生誕祭って、バンドとかアーティストで言うとファーストアルバムみたいだなってももさんの生誕を見てすごい思った。これまで生きてきて、好きになったものとか、やりたかったこととか、すべてが凝縮されてて、だからこそ、ももさんの魅力がいちばん伝わるステージになったんじゃないかと思う。選曲とか出演者もそうだけど、開演までのSEとか、フライヤーとか、そういうところまでめちゃくちゃこだわってて、本当に現時点での朝桜もものすべてが表現されてた気がした。

 

ももさんと話したり、書いたことを読んだり、好きなものの話を聞いたり、ももさんについてのいろいろなことから察するに、これまで決して楽しいこととかうれしいことばっかりじゃなかったと思うんだけど、そういう経験をしたからこそ、好きになったものとか、出会ったものとか、抱いた感情みたいなのが絶対あっただろうし、そういうのが全部今回の生誕祭に繋がってたんだろうなと思います。ももさんと話してて「座右の銘みたいなのないの?」って聞かれて、自己紹介読み返したら「connecting the dotsって書いてたわ」って話をしたことがあったんだけど。

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「どういう意味?」って聞かれて、「人生に無駄はない、みたいなこと」って言ったら「アーシじゃん!」って言ってたんだけど、ももさんの生誕祭見てると、ほんとにその通りだなと思った。

 

十六夜ポラリスでももさんだけ完全な未経験で、そのももさんが最後に生誕祭をやったっていうのも、すごい良かったなって思う。いつもみんなについてきてた末っ子が、堂々とステージに立ってる感じがすごいあった。ソロ曲もめちゃくちゃよかったし、黒の衣装が大人っぽくてすごい似合ってた。この前カルテット見返してたら、演奏するときすずめちゃんが黒の衣装着てて、あの時のももさんみたいだなと思った。そして、ソロもコラボもちろんぜんぶめちゃくちゃよかったんだけど、それでもやっぱり十六夜ポラリスのパフォーマンスが本当によくて泣いてしまった。それも、これまで未完成だったももさんが、完成に一歩近づいた瞬間だったからなんじゃないかと思う。

 

今後はももさんと会ったり話したりすることがきっと増える気がするので、これからも笑ったり怒られたり()しながら、なんかいい感じにやっていきたいです。

君が見えたからここまで走れたの

昨日はジルラストのラストライブだった。ゆらねちゃんのオタクになって1年ぶり2回目の解散ライブです(怒られますよ)。

 

ラストライブを迎えるまでは、このブログに「達成感がすごい」とか「やり切った感がある」みたいなことを書こうと思ってだんだけど、実際終わってみると喪失感がすごい。あんまり自覚してなかったことを、一気に思い知らされた感じがあった。

 

たぶん自分以外の人は解散が発表された時にしっかりジルラストが終わることを理解したんだろうけど、自分の場合は、ずっと通ってて、発表する前からきっと長くはないんだろうなとなんとなく思ってて、解散が発表されて、やっぱりそうだよね、みたいな感じだった。ゆるやかに変化すると、人間はその変化に気がつかない。だからそこで大きな感情の変化が一切なかった。思ってたよりだいぶ早かったのは驚いたけど。

 

そんな感じだったから、Twitterとかで「なんでこんないいグループなのに解散するの」みたいなのを見てもあんまりピンときてなかったんだけど、昨日は「マジでなんで解散するんだ」という気持ちになった。

 

冷静に考えると、自分の中でアイドルの楽曲ってめちゃくちゃ大事で、正直ジルラストの楽曲は最後まで自分の嗜好にあったものではなかった。サブスクもあんまり聴かなかったし。でもそれは、たぶんジルラストはメンバーありきだったから、この7人でできることを考えると、結果的にこういう音楽性にならざるを得なかったんだろうなと思う。だから、例えば今後も6人で、みたいなことを考えたとしても、それは結構難しいんじゃないかなと思った。

 

それでも、これだけ華があって、個性もキャリアもあって、仲の良い6人が、ばらばらになってしまうのは、あまりにやり切れないな、と思った。というのが、昨日感じた喪失感。

 

音楽性はあんまりあわなかったけど、ゆらねちゃんの新しい部分をたくさん見れたのは本当によかった。自分は圧倒的に生歌が好きだから、じゅじゅの時と違って完全に生歌になったのもよかったし、歌い方も別人みたいになってて、ジルラストが始まったばかりの頃は、この数週間の間に一体何が起こったんだと思った。じゅじゅの頃は「ゆらねは声量ないから」ってずっと言ってたのに、声量もすごいし、声も太くなった。なんでそんなことになったのって聞いたら、本人は「声の出し方がわかった」とか言ってたけど。天才か?ダンスもじゅじゅの時と全然違ったし、昨日やった新曲ではついにアイドルステップができるようになったらしい。それを「聞いてください!」ってドヤってきて可愛すぎてしんじゃうかと思った。あと昨日の衣装チェンジの時の映像で、ゆらねちゃんが中心になって話してたのもすごいよかった。

 

ゆらねちゃんが今後自分がアイドルとして何をやるべきかとか、どうすればグループの中で活きるのかを考えた時に、絶対ジルラストで挑戦したことが、やることとやらないことの判断基準になると思うので、本当に入って正解だったなと思います。自分に何が向いてるかとか、やってみてどう思うかとかは、本当に経験してみないとわからないっていうのは、自分のこれまでを振り返っても本当にそう思う。そしてこういうキャリア論みたいな話を結構真面目に特典会でしてたんだけど、改めて不思議な関係だったなと思う。

 

一年前にじゅじゅが解散した今年の3月27日は、自分は尾道にいて、特にそれに触れることもなかったんだけど、去年書いたブログを読み返してた。

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そしたら、自分が途中からゆらねちゃんのオタクになったことについて、めちゃくちゃ強がってて平気なフリしてて笑ってしまった。我ながら可愛いですね。自分は本当に完璧主義者だし人生All or nothingだし嫉妬が服を着て歩いているような人間なので、自分より長くじゅじゅのゆらねちゃんのことを知ってる人がいるとか本当に耐えられない。そういう意味で、ジルラストの瀬戸ゆらねに関しては、最初から最後まで、途中で心が折れることもなく(いや折れたけど)、通い続けることができたのは本当によかった。それが最初に書こうと思ってた、達成感とかやり切った感みたいなやつ。

 

「オタクはアイドルに無償の愛を捧げられるからすごい」みたいなことをアイドルオタク以外の人から言われたり、仲良い人とかでもなつきさんのことをそういうタイプの人間だと思ってる人が多い気がするんだけど、実際は全くそんなことはないです。見返りがないとマジで無理(地獄のような発言)。見返りって言うとちょっと語弊があるけど。なんか所謂TOみたいな人が、「なんで俺はあの子にこんなに尽くしているのに、他のオタクに自分より良くするの?」みたいなこと言って闇落ちして他界するみたいな話(みたいな多過ぎだろ)よく聞くと思うんだけど、その気持ちもめっちゃわかる。他の人からみたらそんなの全然たいしたことないじゃんって思うんだろうけど、その人にしかわからない境地みたいなのがあるんですよ。なんだけど、自分がそういうことにならずにこれまでやってこれたのは、やっぱりゆらねちゃんから自分が愛されてるなとか、大切にされてるなって実感できてたからだと思う(言葉にするとめちゃくちゃ自意識過剰でやばい)。もっとちゃんと言うと、ゆらねちゃんがちゃんと伝えてくれたから。平日の夜に仕事終わって、タクシー乗って物販だけ行くみたいなことが結構よくあったんだけど、その時のタクシーってマジで虚無感がすごくて。これまじで自分は何やってるんだ?みたいな気持ちになったりもしたんだけど。でもそのあとゆらねちゃんに会った瞬間に「今日きてくれたらさすがに大好きと思った」って言われたことがあって、本当にきてよかったなって思ってしぬかと思った日があった。ゆらねちゃんは自分の気持ちを表にあまり出さないし、特に好きとかは本当に言わなかったんだけど、特典会で10分とか20分とか30分とか話すようになってからは、そういう言葉を伝えてくれるようになって(まあ半分ぐらいは言わせてたんですが)、それがあったから本当に最後まで通い続けられたんだと思う。本当に自分が好きなったのがゆらねちゃんでよかったなって、この数か月は改めて思った。なんかあるたびにずっと思ってるし、手紙とかにもよく書いてるんだけど。こんなにたくさん現場あってなつきは大変じゃないの?みたいなこと聞かれて、ゆらねさんに会いたくて来てるから大変じゃないよって言ったら、泣いちゃうかと思ったって言われたんだけど、咄嗟に出たその言葉が自分の嘘偽りない本心だったんだろうなと思う。

 

特典会で最後一生ループしてるのとか、健全じゃないなとは思ってたんだけど、でもこういう歪な状態が長く続くこともないだろうから、行ける時はぜんぶ行って、話せる時はぜんぶ話そうと思ってやってた。オタクとアイドルという関係性(これに関してもゆらねちゃんがすごいうれしいことを言ってくれたんだけど)において、これ以上ないような時間をずっと過ごすことができたので、本当にしあわせだったなと思います。

 

ゆらねちゃんがラストライブの前に「君が見えたからここまで走れたの」ってnoteに書いてたけど、自分にとってもジルラストの瀬戸ゆらねと過ごした時間は本当に「君が見えたからここまで走れたの」という言葉に尽きる。広島2日目の夜、暗くなった屋上のステージで、ゆらねちゃんが「君が見えたからここまで走れたの」って歌った瞬間が目に焼き付いていて、これからジルラストのことを思い出すとききっといちばんに思い出すし、一生忘れないと思う。

2023年1月8日。

あけましておめでとうございます。今年はがんばってたくさんブログを書きたいと思います(これまで100万回ぐらい言って一度も達成されたことがない年始の目標)。

 

久しぶりにブログ書いたと思ったらまた病気の話かよという感じなのですが、また病気の話です。12月中旬、とにかく現場が多くてしんどいしんどい言いながら通ってたんですが(しんどいしんどい言いながら通うな)、耳鳴りするしさすがに12月後半遠征が続くから念のため耳鼻科行ったら、案の定またメニエール病ですねと言われた。年末にやってた仕事が結構集中力が必要で、身体に負担かかってるな~と思ってたから、まあそうだよなあという感じだった。それでインターネットで大人気の病人用ちゅ~るを飲んでたら、今度はインフルエンザに罹った。23日になんか体調悪くて咳出るから病院行って、その時は熱がなかったから薬だけもらって帰ったんだけど、24日に39度近く熱が出て、また病院行ったらインフルエンザだった。これはなつきさんあるあるなんですが、調子悪いとすぐ病院行くので、今回みたいに熱出る前に行って、その後熱出るみたいなことがめちゃくちゃある。なんなら過去にたぶん一回目の病院で、インフルエンザもらってきたことすらある。マジで一生学ばないので、ちょっとは様子を見るということを覚えたい。ただインフルエンザにめちゃくちゃよく罹るので、特に慌てることもなく、タミフル飲んだら爆速で治った。インフルエンザのプロみたいなところがある(そんなプロは嫌だ)。そんな感じでクリスマスイブに見事インフルエンザに罹ったので、クリスマスイブもクリスマスもなく、その後もずっと調子悪かったから、年末年始ずっと寝てたら気付いたらもう8日ですよ。この年末年始はめちゃくちゃ長く休めるから何しようかなと思ってたんだけど、結果的に休みは長くなったけど(24日から9日まで休んだ)マジで何もせずに終わった。つらい。

 

それでもまあ何とか30日は年内最後の現場に行けた。病み上がりでぼーっとしてたけど、最後に動画撮ってもらえて本当に良かった。撮ってもらった動画を後で見て、去年一年間いろいろあったけど(本当にいろいろありすぎた)、途中で心が折れずに(いやちょっと折れたけど)、ずっと通い続けてて本当によかったなと思った。今思い返すとすごい良い現場納めだった気がする。意識が朦朧としてて列切られたのも気付かず、自分がいつ最後のチェキかもよくわかってなかったんだけど、最後にゆらねちゃんが腕をトントンってして「良いお年を」って言ってくれたのでめっちゃ好きとなった。

 

年が明けてからも、一昨日と昨日は現場に行けた。どっちも15枚前後チェキ撮ったんだけど、一生話すことがあるので早く結婚したい(論理の飛躍)。昨日ハウルの話してる時に、ハウル見てたらゆらねが思ったことをなつきがそのままツイートしてたって言われて、さすがにそれは結婚じゃんとなった。これはもう四捨五入したら同棲ですよ(ヤバ算数)。ほんとは今日も行こうかと思ったけど、チケットなかったのと、起きたら頭痛かったからずっと家にいた。

 

そんな感じで年末年始一生体調悪かったので、今年の目標は健康です。そのために無理をしないように気をつけるのと、早く寝る。とりあえずメニエール病が落ち着くまでは徹底したい。あと頭痛が本当に酷いのでそれもなんとかしたい。頭痛薬一生飲んでるから一生お酒飲めないんだけど、そろそろお酒も飲めるようになりたい。

 

次は病気以外の話でブログを書けるようにがんばります()。

2022年12月10日。

この後十六夜ポラリスに行くのですが、その前に整体行ったら外で変に時間が空いてしまったので、日記を書こうと思います。

 

昨日と今日ゆらねさんは大阪だった。発表された時は行く気満々マンだったんだけど、昨日が平日ということを理解してなかったので結局行けなかった。普通の平日だったらよかったんだけど、昨日は会社のパーティがあったので。パーティとか苦手でしかないので、昨日はいちにち気が重くて仕事も最低限のことしかできなかったんだけど、行ったら行ったですごい楽しかった(行く前からそうだろうと思ってたけど)。あまり話したことがなかったたくさんの人と話したんだけど、じゃないとオードリーで若林が言っていた「人間はコミュニケーションする生き物」という言葉を思い出した。こういう機会を増やした方がいいんだろうなとすごい思った。

 

最近はずっと体調が悪いし情緒も安定しない。だから日記なんて書いているのですが。この前おたくと会ったときに、なつきさんが31歳の誕生日を秋葉原の路上で泥酔している間に迎えた有名な話(有名ではない)の話になって、あれは30歳じゃなくて31歳だったんですねみたいなこと言われて、一年経ったぐらいがいちばんしんどかったんじゃない?みたいな適当なこと言ったんだけど、案外その通りなのかもしれない。40歳になった時は別に平気だったけど、ボディブローのようにだんだんしんどくなってる気がする(謎に突然ボクシングで例えたのはあちこちオードリーの森脇健児さんの影響)。

 

そんな感じでずっとしんどいので、なんかしようと思って今週は毎日映画を見た。月曜日はすずめの戸締まり、火曜日はドライブマイカー、水曜日は500日のサマー、木曜日は殺さない彼と死なない彼女、金曜日はパーティ(パーティは映画ではない)。基本的に自分がしんどいのは結婚してないとか恋人がいないとかそういう感じのことなので、我ながら傷口に塩を塗るような映画ばっか見てんなと思うけど、それはそれで心が安定するような感じがあった。

 

と、ここまで書いたところで現場に向かったのですが、ライブ見て十六夜ポラリスちゃんたちと話したらめちゃくちゃ楽しくてスーパー元気になりました爆笑

 

せっかくなので続きを書くのですが、パッと思い出せる映画の感想を書くと、ドライブマイカーは女癖悪い岡田将生が「女にたくさん誘われますよね?」みたいなことを西島秀俊に言ったときに西島秀俊が「断ればいいだろ」って言ったのと、そんな岡田将生は最終的に警察に連行されていたので、完全に道徳だった(道徳だったとは)。500日のサマーは最後のシーンがよかった。人生を変えたいなら自分から声かけるしかない(当たり前体操)。殺さない彼と死なない彼女は爆泣きだったけど、やはり高校生の物語に自己投影するのは難しいので、若いときに見たらもっと刺さっただろうなと思った。すずめの戸締まりはゆらねちゃんに見てほしいけど(もはや感想ではない)地震がテーマだから見れないかもしれない。

 

映画の雑感想も書いたので風呂入って寝ます。早寝早起きをして健康になりたい。明日は久しぶりにゆらねちゃんに会えるから楽しみ。明日はもっと元気になるよねハム太郎